14時00分〜16時00分野平一郎ピアノリサイタル野平一郎ピアノリサイタル〜バッハから現代まで〜 ピアノの歴史〜バッハから現代まで〜 バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻より 第1番 ハ長調、第3番 嬰ハ長調 モーツァルト 「ああ、お母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲)K.265 ベートーヴェン ピアノ・ソナタ 嬰ハ短調 月光 作品27の2 ショパン バラード第4番 ヘ短調 作品52 ◆ ドビュッシー 「子供の領分」より バルトーク ピアノ・ソナタ リンドベルイ トゥワイン 武満徹 閉じた眼II 野平一郎 間奏曲第6番 Jazzの彼方へ 今回のわたしのリサイタルは、ピアノという楽器の歴史を、西洋の作曲家たちの作品とともに体験していくものです。ピアノは、生まれてこの方もう約3世紀が経ちますが、このあいだに数多くの作曲家(彼らは同時に名ピアニストでもあったわけですが)に愛され発展してきた楽器です。 ピアノは、オーケストラのように多人数でしか出来ないことを、一人で、十本の指だけで可能にします。こうした理由で、各々の作曲家たちは先人たちと全く違った音楽をピアノのために創造し、ピアノという楽器に新しい思想を吹き込み、そして新しい弾き方を開発してきました。モーツァルトとショパン、バッハとドビュッシーとでは、ピアノをどういう風に考えるかが100%異なっていて、表現する技術も、使うテクニックも同じものは一つとしてありません。 このコンサートでは、ピアノのために新しい音楽を創造してきた作曲家たちを、バッハから年代順に演奏していきます。きっと、楽器に託された音楽の歩みを身近に体験できると思います。モーツァルトやベートーヴェンで飛躍的に発展したピアノは、ロマン派の作曲家ショパンで一つのピークを迎えます。しかし20世紀に入ってドビュッシー、バルトークがピアノの技術を一新しました。そしてリンドベルイは、現役ばりばりのフィンランドの作曲家で、作曲にコンピュータを使ったりしています。コンサートの最後は、日本の作曲家武満徹の作品です。きっと西洋の作曲家とは違った響きがピアノから生まれるでしょう。 このコンサートで、皆さんと出会えるのを、そして同じ時間を共有できることを、楽しみにしています。 野平一郎 野平 一郎 (作曲・ピアノ) プロフィール。 1953年生まれ。東京芸術大学、同大学院修士課程を修了後、フランス政府給費留学生としてパリ国立高等音楽院に学ぶ。 ピアニストとしては、内外の主要オーケストラにソリストとして出演する一方、名手と数多く出演し、室内楽奏者としても活躍。古典から現代までの幅広いレパートリーを得意としている。 作曲家として、フランス文化庁をはじめ、スペイン文化庁、IRCAM、アンサンブル・アンテルコンタンポラン、ベルリンドイツ交響楽団、国立劇場他からの多くの委嘱作品がある。2005年には、オペラ「マドルガーダ」(シュレスヴィッヒ・ホルシュタイン音楽祭でケント・ナガノ指揮により初演)2006年には、歌曲集「悲歌集」(津田ホール委嘱)、チェロのための「謎」(ハンブルグ・ムジークハレ委嘱)、日本フィルシリーズ第40作「トリプティーク」、チェロと管弦楽のための「響きの連鎖」(サントリー音楽財団委嘱)、アンサンブル・ウィーン・コラージュのための新作などが世界初演され、いずれも絶賛を博す。2007年には、バッハ「平均律クラヴィア曲集」のピアノ、チェンバロ、オルガンを使う全曲録音を行った。3月にロサンゼルスのMonday Evening Concertsシリーズに指揮者、作曲家、ピアニストとして登場。また8月にはザルツブルグ・モーツァルテウム音楽院のレジデンス・コンポーザーとして招かれた。 第13回中島健蔵音楽賞(1995)、第44回尾高賞、芸術選奨文部大臣新人賞、第11回京都音楽賞実践部門賞(1996)、第35回サントリー音楽賞(2004)、第55回芸術選奨文部科学大臣賞(2005)を受賞。 2005年より静岡音楽館AOI芸術監督。 2009年3月20日(春分の日・金) 開場:午後1時30分 開演:午後2時00分 一般:3000円 高校生まで:1000円(未就学児不可)(当日500円増)【全席自由】 託児サービス、送迎サービスご利用いただけます。(要申込み、定員あり) プレイガイド:【上田】琴光堂楽器店 信州国際音楽村 セレスホール 平安堂しおだ野店 わかまつ【長野】ながの東急 平安堂長野店【松本】井上チケットぴあ 【佐久】大阪屋書店 【軽井沢】FM軽井沢チケットセンター【郵送】信州国際音楽村にて電話受付(0268-42-3436)。送料一口300円 主催:財団法人信州国際音楽村 後援:上田市、上田市教育委員会 |
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